2012年2月29日水曜日

【ネタバレBookReview】 ゲーミフィケーション―<ゲーム>がビジネスを変える

井上 明人
NHK出版
発売日:2012-01-25
サービスが高度・多様化を続ける現代、ITサービス(特にコンシューマ向け)を中心に注目されつつあるのがゲーミフィケーションです。ただ、あまり明確に定義されたり、解説されたりしている本がないのが現状。そんな折に直撃的な「ゲーミフィケーション」とタイトルがついているので、思わず手にとって読んでみました。しかし、

Facebookによるソーシャル・コマースの課題は? ⇒ ナチュラルな広告と手続きを(ユーザ・エクスペリエンスを追及すべき)


Facebookはソーシャル・コマースの場として非常に大きな可能性をもっています。すでにFacebookのOpen Graphを利用して連携しているショッピングサイトはありますが、まだまだ黎明期。今後サービスの拡充が予想されます。このとき、ユーザ・エクスペリエンスの追及は必要不可欠です。特に広告の出し方、そして利用までの手続きには注意が必要です。

monopoly-e-commerce / danielbroche


  広告 ⇒ ユーザ同士のコミュニケーションのきっかけになる“広告らしくな広告”を
まず、広告についてはナチュラルに情報提供できるものでなければいけません。

2012年2月28日火曜日

【Blogger応用編】ブログのコメント欄をFacebookと連携させる方法

ブログを解説したら、コメントをいろいろもらいたいもの。でも、荒らしのコメントはちょっと困ります。また、Facebookでも話題にもして欲しい。そんなときはコメント欄をFacebookにしてしまいましょう。



以下、やり方です。

まもなく東日本大震災から1年、その教訓からFacebookやNTTドコモが災害時支援サービスを発表

もうすぐ東日本大震災から1年。2011年3月11日は携帯電話の回線がパンクし、家族や友人の安否確認がなかなかとれないという事態に陥りました。わたしたちはその教訓を活かして、災害に備えていかなければいけません。そしてまさに震災の教訓を生かしたサービスが2つ発表されました。

防災訓練 / yto




  東日本大震災からの教訓 ⇒ 通話よりもつながりやすいインターネット
東日本大震災の当日、多くの方は電話をかけようとしてもつながらない、

2012年2月27日月曜日

【Blogger応用編】Facebookへの投稿をTwitterへ自動反映させる方法

日本でもユーザ数の多いTwitterとFacebook。両方とも使っている、という人も少なくありません。そしてTwitterからのツイートをFacebookに連携させているケースも。しかし、Twitterからの投稿だとURLリンク先の情報がFacebook上表示されなかったりします。Bloggerなどのブログの更新情報ならば、サムネイル画像などは表示して欲しいところ。そんなときは、Facebookへの投稿をTwitterに反映させましょう。ちなみにFacebookの公式サービスです。


  設定方法

Facebookがもつソーシャル・コマースの可能性 ⇒ 80%のユーザはFacebookで買い物をする。。。かも?


Facebookユーザに対するショッピングに関する実態調査(2012年1月25日、ビルコム発表)を見ていくと、Facebookはやはりこの先、最大のソーシャル・コマース(ソーシャル+EC)の場として商品やサービスを提供するチャネルとしてとても大きな影響力を持っていきそうです。少なくとも、Facebook上で簡単に買い物ができるようになれば、私たちの買い物の仕方に影響は与えそうです。

Shopping Mall / José Carlos Cortizo Pérez


  Facebookはすでに私たちの行動に影響 ⇒ Web広告のコンバージョン率を遥かにしのぐ効果
Facebook上に友達が投稿し商品やサービスの情報を72.8%のユーザは気にしており60%のユーザはその情報をWebでチェックしたことがあります。さらに16%のユーザは具体的に消費行動、つまり商品やサービスを購入した経験をもっています。単純比較はできませんが、リスティング広告のコンバージョン率が9%程度(マーケティングシェルバ PPCマーケティングベンチマーク2011)であることを考えると、Facebookによるプロモーション効果には期待が高まります。当然、企業のプロモーション活動においてFacebookはますます無視できなくなっていることがわかります。

  (ビルコム株式会社調べ)

なお、友達が投稿した商品やサービスの情報が「いいね!」を集めているだけでなく、写真やコメントも掲載されていると、よりユーザは"欲しい”と感じるようです。“わざわざ”多くの人がアクションしていることが、間接的に情報の価値を高めて訴求性をあげているのかもしれません。
  (ビルコム株式会社調べ)


  Facebookショッピングは大きな可能性 ⇒ 80%のユーザが購買行動へ?
Facebook経由でのショッピングは今のところ非常に限定的であり、Open Graphで一部のECサイトがリンクしている程度にとどまっています。しかし、Facebook上でこうしたショッピングサイトのような機能があれば、80%のユーザが購買活動を行う可能性があります。すでに16%のユーザが消費活動につながっていることも考えれば、Facebookは商品やサービスの提供チャネルとしての可能性を持っていると言えます。
  (ビルコム株式会社調べ)


  背景には顔が見える口コミへの信頼 ⇒ 信頼があるからこそ、シェアも広がる
Facebookのチャネルとしての高い可能性を下支えしているものは、なんといってもFacebook上でやりとりされるコミュニケーションの信頼性です。事実、76.2%のユーザはFacebookからの口コミ情報を信頼しています。その理由の1位は、「実名登録」であること。つまり、顔が見える口コミとなっていることが、Facebook上の情報の信頼性を支えているわけです。

  (ビルコム株式会社調べ)

また、こうした信頼があるからこそ、ユーザが積極的に情報をシェアするようになっていると考えられます。加えて、「いいね!」など友達からのリアクションが得られることも大きな要因でしょう。その結果、80.4%ものユーザが“いい商品やサービスを友達にシェアしたい”と考えるようになっているわけです。
  (ビルコム株式会社調べ)

  まとめ:Facebookによるソーシャル・コマースに注目すべき
Facebookはすでに私たちの購買活動に影響を与え始めています。しかし、まだそれは友達同士の口コミ程度でしかありません。Facebookが商品やサービスを提供するチャネルとしてより大きな意義を持っていくのはこれからです。今後、Open Graphを活用して、Facebook上でショッピングができるサービスも増えていくでしょう。そしてFacebookはとても大きなソーシャル・コマースの場となり、Amazonがそうであったように、私たちの消費行動に大きな変化をもたらしていくのでしょう。



関連URL)





2012年2月26日日曜日

位置情報+2ちゃんねる?になりそうなサイト「geo talking」 ⇒ 単純に位置情報の紐付けだけだと面白み不十分?


FacebookやTwitterでも位置情報をつけることができ、Foursquareは位置情報に特化したサービスが話題となっています。SNSと親和性の高い位置情報、これと2ちゃんねるを組みあわせたらどうなるでしょう?


  geo talkingとは ⇒ 位置情報ベースで使う掲示板
geo talkingは、位置情報ベースで掲示板を立ち上げられる

【Blogger応用編】Facebookに更新情報を自動的に反映させる方法(Facebookページやグループにも対応)


Bloggerなどのブログにアップした記事、Twitterで自動的にツイートする方法は以前紹介しました。しかし、Facebookに直接投稿したい、という場合も当然あります。自分の投稿として、Facebookページの投稿として、手作業ではなく自動でやりたい。そんなときに使えるのが「RSS Graffiti」です。


  RSS Graffitiとは ⇒ Facebookにブログの更新情報を自動投稿するFacebookアプリ

2012年2月25日土曜日

【ネタバレBookReview】 顧客に愛される会社のソーシャル戦略

跡部 徹
技術評論社
発売日:2011-12-27
SNSの普及率が45%(ICT総研発表資料より)となり、企業でもマーケティング分野を中心に利用が注目されている昨今、企業はいままでのマス・マーケティングとは異なる距離感でビジネスを行う必要が出てきます。

無料で使える自動ツイートツール「tiwRobo」、botも簡単に作れるかも?

ブログをアップしたり、Webサイトを更新したりしたら、なるべく多くの人に見てもらいたい。そんなときに役立つのはやはりSNS。とくにTwitterは気軽に多くの人に情報を拡散することができます。ただ、単純にツイートするだけでは不十分。こまめにツイートすることが大事。とはいっても、Twitterばかりもやっていられない。そんなときに役立つのが自動ツイートツール「twiRobo」です。




  「twiRobo」とは

2012年2月24日金曜日

【ネタバレBookReview】「ソーシャルラーニング」入門 ソーシャルメディアがもたらす人と組織の知識革命

トニー・ビンガム
日経BP社
発売日:2012-01-06
SNSの普及は、私たちのコミュニケーションやビジネスだけでなく、学びのスタイルも変えます。野中郁次郎氏の知識創造プロセス(SECIモデル)に従えば、異なる知識が重なる場があれば知識は生まれるわけです。そしてSNSは間違いなく、

人体や動物にマイクロチップを埋め込むことは現実の話に ⇒ Xファイルやマイノリティレポートの世界が実現されるけど、それでいいのだろうか?


宇宙人がやってきて、人間にチップを埋め込む。10~20年ぐらい前にオカルト系のネタでよく見かけていました。伝説的なドラマ「Xファイル」でもそのような内容があったように思います。映画「マイノリティレポート」でもありました。しかしもはや“人間にチップを埋め込む”ことは、IOT(モノのインターネット)の一つとして現実の話になっています。

The table didn't become a Minority report style computer interface / renaissancechambara


  最先端医療では、人間にチップを埋め込んで投薬
2012年2月16日付のアメリカ医学誌サイエンス・トランスレーション・メディスン電子版で

2012年2月23日木曜日

【ネタバレBookReview】Facebookマーケティング戦略

池田 紀行,株式会社トライバルメディアハウス
翔泳社
発売日:2011-07-16
ユーザ数が8億を越え、IPO申請もしたFacebook。もはやその名前を知らない人はいない、というほどに成長したSNSです。そのFacebookを利用したマーケティング戦略について書かれているのがこの本。Facebookの機能的な解説ではなく、

NECから相手の状況がわかるスマートフォン・ソリューション登場、これは通信頻度高そう ⇒ 通信環境の整備・強化がやはり最優先課題


NTTドコモの通信障害の原因は、Andorid OSやコミュニケーション・アプリが高頻度でアクセスしていることも要因でした。しかし、ユーザの利便性を考えれば高頻度のアクセスはやはり必然なのでしょう。NECからはどうみても高頻度にアクセスするであろうAndorid向けのソリューションが発表されました。

P1000542 / pittaya


  NECのソリューションとは ⇒ 相手の状況に合わせてコミュニケーション方法を提案する仕組み
NECが発表したソリューションは、Andoridの端末情報を通じてユーザの状況を共有し、

2012年2月22日水曜日

【ネタバレBookReview】キュレーション 収集し、選別し、編集し、共有する技術


スティーブン・ローゼンバウム
プレジデント社
発売日:2011-12-20
膨大な情報の中から、価値のある情報を生み出すための考え方である「キュレーション」について解説された本。このキュレーション自体は、ビッグデータに対するアナリティクスで必ず必要となる考え方なので、今後のトレンドを考えれば是非押さえておきたいところ。ただし、この本自体は要点がつかみにくい感があるので、最初に巻末の結論と解説を読んでから、中身を読んだほうが理解しやすそうです。

以下、解釈と要約です。

FacebookがOpen Graphの効果を発表 Pintrestではユーザ数60%UP ⇒ Open Graphは世界8億強のFacebookユーザへのPRチャンス


2012年、Facebookが力を入れているOpen Graph。1月に新たに60社をパートナーとして発表したばかりですが、2月16日に早速Facebookはその効果を発表しました。パートナー各社ともOpne Graphを導入することで、自社サイトのアクセス数、ユーザ滞在時間などが大幅に向上しています。

Pinterest :: ohmeaghan style / ohmeaghan


  Open Graohによる効果 ⇒ 軒並みUP、やらない理由はない?
Open Graphを導入した各社の効果は以下のとおりです。

2012年2月21日火曜日

【ネタバレBookReview】スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則

カーマイン・ガロ
日経BP社
発売日:2010-07-15
いまさらながら「スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン」を読んでみました。この本自体はスティーブ・ジョブズが書いているわけではないのですが、スティーブ・ジョブズがなぜ印象的なプレゼンができるのか、どうやったら

なんだかんだで日本の通信環境は世界的に見ても高水準 ⇒ むしろそのインフラにのせるサービスに競争力がないほうが課題


NTTドコモやauで発生した通信障害が話題になっていますが、そもそも日本の通信環境は世界に比べるとどの程度の水準なのでしょうか。障害発生率まではわかりませんが、通信速度についてはアカマイが最新情報を発表しました。日本の通信環境は世界でも有数のようです。

/ Selva Manfredini


  国別の通信速度ランキング
まず、国別の平均接続速度ランキングを見ていくと、

2012年2月20日月曜日

ドリランドのカード不正複製で3000万円荒稼ぎ ⇒ ソーシャル・ゲームは“搾取型”課金システムからの脱却が必要

ソーシャル・ゲームとはいかにあるべきか、ユーザにとってどのような存在であるべきか、その倫理観とは何か、本当に考えるべきが着ているのかもしれません。ソーシャル・ゲームのアイテムを増殖させオークションで売りさばいて荒稼ぎしている事例が発生してしまいました。

ドリランド Doriland / Zengame



  何が起きたのか? ⇒ ソーシャル・ゲームのアイテムを増殖してオークションで荒稼ぎ
事例がおいたのはGreeが提供するソーシャル・ゲームの探検ドリランド。

いまだIE6を使う企業38.6%、SNSも利用制限 ⇒ 目隠しでビジネスするようなもの??保守的なIT管理は競争力低下に


SNSが普及し、ビジネスでの利用を検討する企業が増えている昨今。しかし、実際には社内からSNSに接続できない、なんていう企業もあったりします。そんな実態がわかる調査結果が、Web広告研究会から発表されました。Webサービスに関わるのであれば、考慮に入れておきたい情報です。また企業の情報システムに関わる方々にも、ぜひ認識していただきたい内容です。

OK, Load the page in IE6 .. / psd


  38.6%はIE6以前のブラウザを利用
Internet Explorer(IE)の最新バージョンは2012年時点でIE9(2011年リリース)。

2012年2月19日日曜日

ソフトバンクのiPhoneは月1000万パケットで通信制限、その前に自分でチェックできるツール「iSpeed Limit Meter」


携帯電話各社はデータ通信量を抑制するために、一定量以上のデータ通信を行ったユーザに対して通信速度制限をかけることになっています。それ自体は仕方ないのですが、突然制限がかかるのは避けたいところ。そこでソフトバンクのiPhoneユーザにオススメなのがiSpeed Limit Meterです。結構前からあるので、知っている人も多そうですが。


  iSpeed Limit Meterとは

Googleが買収戦略の対象を絞り込み ⇒ モバイル収集で手軽だけでない、本格的サービス提供へシフトする可能性

2012年2月14日付のイギリス・フィナンシャルタイムズ紙の報道により、Googleは買収戦略をごく少数の重点領域に絞り込むことが明らかになりました。これは一体どのような意味があるのでしょうか。

Money / 401K

  Googleが絞り込む領域 ⇒ モバイル領域に集中
Googleが今回絞り込むのはビデオや携帯電話など、

2012年2月18日土曜日

Facebookの今現在のアクティブユーザが国別でわかってしまうサイト「CheckFacebook.com」 Facebookのトレンドをみるにはちょっといいサービス

日々増え続けるSNSのユーザ。中でも日本ではFacebookが伸びています。そしてもちろん世界でも。そんなFacebookのユーザ数をリアルタイムで、国別で、さらには男女別、年代別で照会することができるサイトが、CheckFacebook.com です。


  CheckFacebook.com とは 
CheckFacebook.com では、Facebookの広告ツールからのデータを使い、

増大するデータ通信量 本質的な解決には技術だけでなく、社会的な視点での抜本的な見直しが必要

ここまでスマートフォンの普及により増大するデータ通信量に対し、どういった対策が講じられているか、そしてどの程度有効なのかを整理してきました。一通り情報を整理したので、ここで改めてまとめてみたいと思います。

The raging battle between Apple's iPhone and Google's Android / Tsahi Levent-Levi


2012年2月17日金曜日

増大するデータ通信量に対する抑制施策、その有効性は? ⇒ データ通信量制限が当面の有効策、だが本質的な解決策は必要

増大するデータ通信量に対する携帯キャリアの対策。通信量抑制策を整理してきました。統計データを掲載したり、考察が長くなってしまったためにブログ記事を分けてしまったので、ここで通信量抑制策について、いったんまとめておきたいと思います。

/ puddingnoeat

  短期的な対策 : データ通信量制限

増大するデータ通信量 端末の最適化による改善はスマートフォン市場が成熟してくる2015年ごろ?

増大するデータ通信量に対する携帯キャリアの対策。通信量抑制策の3つ目、 端末からのデータ通信最適化 についてその有効性を整理していきます。

DSCF4355 / shokai

なお、現在主に行われている通信量抑制の対策は、
短期的 : データ通信量制限
中期的 : 料金体系修正
・長期的 : 端末からのデータ通信最適化
の3つが大きくはあります。それぞれ整理していくと、なかなか情報量が多いため、3回に分けて掲載しています。


  端末からのデータ通信最適化 ⇒ 必要であることは間違いなさそう
ニールセンが発表したOS別の月次データ通信量(2011年10月-12月期)によると

2012年2月16日木曜日

増大するデータ通信量 従量課金への料金体系修正によるデータ通信量抑制にはユーザの壁、実現は早くても2013年ごろ?

増大するデータ通信量に対する携帯キャリアの対策。通信量抑制策の2つ目、料金体系修正についてその有効性を整理していきます。

Money Bankroll Girls February 08, 201114 / stevendepolo



なお、現在主に行われている通信量抑制の対策は、
短期的 : データ通信量制限
・中期的 : 料金体系修正
・長期的 : 端末からのデータ通信最適化
の3つが大きくはあります。それぞれ整理していくと、なかなか情報量が多いため、3回に分けて掲載しています。



  料金体系修正 ⇒ アメリカなどではすでに定額制廃止へ

増大するデータ通信量 1%のユーザが対象になるデータ通信量制限は暫定処置として必要、ただし考え方は見直すべきかもしれない

増大するデータ通信量に対する携帯キャリアの対策。インフラ対策としては当面、データオフロードによる対策を行いながら、現行通信環境の強化を行うことになるわけですが、通信量抑制についてはどうでしょうか。こちらもNTTドコモが発表した対策を踏まえながら、有効性について整理してみたいと思います。

鎖 / heniha

なお、現在主に行われている通信量抑制の対策は、
 ・短期的 : データ通信量制限
 ・中期的 : 料金体系修正
 ・長期的 : 端末からのデータ通信最適化

の3つが大きくはあります。それぞれ整理していくと、なかなか情報量が多いため、3回に分けて掲載します。


  データ通信量制限 ⇒ スマートフォン登場前から携帯キャリア各社で実施済み

2012年2月15日水曜日

増加するデータ通信量へのインフラ対策、その有効性は? ⇒ 当面はデータオフロード(公衆WiFi)でしのぐしかなさそう

増大するデータ通信量に対する携帯キャリアの対策。それは度の程度有効なものなのでしょうか。2012年1月25日の通信障害に際して発表された、NTTドコモの対策も踏まえながら、まずはインフラ強化策の有効性から整理してみたいと思います。

SAKURAKO Cafe - You can use FREE Wi-Fi. / MJ/TR (´・ω・)

なお、現在主に行われているインフラ対策として、

増大するデータ通信量 携帯キャリアの対策は短期・中期・長期的観点からのインフラ強化と通信量抑制

スマートフォンの普及により増大するデータ通信量、そして引き起こされるアクセス集中による通信障害。今後、スマートフォンがさらに普及することを考えれば、早期に問題解決を図っていく必要があります。では、どのような対策が考えられるのでしょうか。

Wifi! / °Florian



  携帯キャリアの現段階での対策とは? ⇒ 通信障害の解決が最優先事項
携帯キャリアが講じている対策は大きく、

2012年2月14日火曜日

NTTドコモのアクセス集中、原因はスマートフォンによるデータ通信量増加 ただしこれはNTTドコモだけの問題ではない


2011年6月以降2012年2月までの半年強で6回も発生したNTTドコモの通信障害。その直接的な原因はアクセス集中によるものです。ではなぜ、アクセス集中が起きたのでしょうか。その根本的な原因について整理してみます。

Xperia arc SO-01C_036 / TAKA@P.P.R.S



  アクセス集中の原因は? ⇒ スマートフォン普及によるデータ通信量増加に設備が追いつかないため
NTTドコモでこれほどまでにアクセス集中による障害がおきている背景には、スマートフォンの増加が挙げられます。ではなぜ、スマートフォンが増えるとアクセス集中につながるのでしょうか。

NTTドコモで多発する携帯の通信障害 半年強で6回・延べ900万人超に影響

2012年に入ってから相次いでいる携帯キャリアの通信障害。すでに私たちの生活必需品となっている携帯電話が通じないことには、不便を感じない、ということはないでしょう。ではなぜ、このような通信障害が起きているのでしょうか。まずは何が起きているのか、整理してみたいと思います。

携帯基地局 / gabuken


  最近の主な通信障害 ⇒ 主要携帯キャリア3社で毎月のように発生
東日本大震災以降の主だったネットワーク障害を表にまとめてみました。

2012年2月13日月曜日

【ネタバレBookReview】実戦ボトムアップ・マーケティング戦略

ジャック・トラウト,アル・ライズ
日本能率協会マネジメントセンター
発売日:2011-11-23
現場レベルの戦術から積み上げて考える、ボトムアップ型の戦略策定の指南書。マクロ環境から落とし込んでいくマイケル・ポーターの競争戦略の理論などとは対称的に、現実を踏まえるからこそ生きた戦略になる、という発想。内容としては、野中郁次郎氏の知識創造企業の考え方に近しいものとなっています。理論ではなく、現実的に戦略が必要になる(しかも少しでも早い実践が求められる)場合に参考になる内容です。

以下、要点と解釈を整理します。

“ガチャ”でカードコンプに20万円、ソーシャル・ゲームが問われる倫理観


ソーシャル・ゲーム・バブルにあるこのごろ、ゲームの収益の肝はゲーム内課金となってきています。その中でも話題になっているのがカードゲームなどで採用されている“ガチャ”。しかし、この“ガチャ”は倫理的に問題がないのか、どうしても疑問符がつきます。ゲームのあり方を改めて考える時期に来ているのかもしれません。

おもちゃをがちゃがちゃするよ^^ (2011/12/2) / yto


  “ガチャ”とは? ⇒ ユーザに課金するためのソーシャル・ゲームの仕組み

2012年2月12日日曜日

ソーシャル・ゲームのトレンドを考える : 今はバブル、でも長期的な発展にはビジネス構造の変革が必要


日本での普及率が45%になったSNS(ICT総研発表資料より)。FacebookやTwitterといったグローバルに提供されているサービスが主流となっていますが、国産SNSも好調を維持しています。国産SNSのキープレイヤーの決算発表から、国内SNSのトレンドを整理してみます。

Games / Ian D


  ソーシャル・ゲーム・バブルで高収益 ⇒ マーケットは2012年内に3000億円に成長へ
国内SNSのキープレイヤーを整理していくと、大きくは

2012年2月11日土曜日

花粉の季節の備え ウェザーニュースの「花粉Ch.」 ← 実は立派なIOTとアナリティクスの事例

まだ雪もちらつく2月ではありますが、ぼちぼち花粉症も心配しなければ行けない時期になってきました。そんなわけで今年は「花粉ch.」を参考に花粉対策してみようかと思います。



  「花粉Ch.」とは ⇒ IOTとアナリティクスで花粉症対策できるサービス
「花粉Ch.」はウェザーニュースが提供するサービス。全国1000カ所に設置された花粉観測機「ポールンロボ」からの情報が1時間ごとに更新されます。これもIOT(モノのインターネット)の一つの形です。

地図上にマッピングされたアイコンから飛散量もわかります。詳しくみたいエリアのアイコンをクリックすれば、時系列での情報も確認できます。ウェザーニュースだけあって、花粉のつらさの度合いも、口コミベースの情報からグラフにして見せてくれます。この辺りはアナリティクスをサービスにした事例、と言っていいポイントでしょう。


  観測機は個人設置 ⇒ 多少の誤差はあることは認識の上で
ただし、協力してくれている個人が設置しているため、高さや風通しなど観測条件に差があることには注意が必要です。多少の誤差はでることは踏まえて、参考情報として使用するほうが良さそうです。とはいえ、そもそも天気予報自体が必ずしも結果を保障する物ではないですが。


  他にもいろいろなサービス
以下のサービスもあわせて提供されるようです。IOTに加えてデータアナリティクスを具体化したサービスラインナップになっています。

花粉対策メール
一人ひとりの症状にあわせ、その日その日の花粉飛散量に合わせて対策をアドバイスしてくれるメールが自動配信されます。

・飛散量の予測
市町村単位で花粉の飛散開始日と飛散量を予測してくれます。また、1時間ごとの飛散量の予報も出してくれます。

・花粉症チェックシート
自分の花粉症の症状を調べ、対策を教えてくれます。

・Myカルテ
花粉症チェックシートの結果をもとに作成する自分専用のカルテです。今年の花粉症の症状を記録して、どんな時にどういう症状が出るのかを確認することができます(ここはさすがに自動ではないですが)。



【Facebookの戦略を考える】まとめ: 広告+コマースのソーシャル・マーケットを創造 そのための資本戦略が直近課題



IPO申請で判明した財務情報と、書簡からみえてきた哲学を踏まえたとき、Facebookはこの先どのような戦略をとっていくのでしょうか。書簡に書かれていた
・開発者コミュニティ
・広告マーケット
・投資家基盤
の3つのキーワードをヒントに整理してきました。

Mark Zuckerberg, Hail Caesar! / DonkeyHotey


   3つのキーワードから見るFacebookの戦略

2012年2月10日金曜日

【Facebookの戦略を考える】投資家基盤 ⇒ 開発者コミュニティと広告サービス拡大の地盤固め


Facebookの戦略。3つ目のキーワードである「投資家基盤」について考察していきたいと思います。
・広告マーケット
・投資家基盤

Cash / BlatantWorld.com


  投資家基盤は資金調達の仕組み ⇒ 鍵を握るのはその投資先
投資家基盤は、資金調達の仕組み、ということでしょう。

【Facebookの戦略を考える】広告マーケット ⇒ モバイルのマネタイズを確立し、収益力強化へ


Facebookの戦略。2つ目のキーワード「広告マーケット」について考察していきたいと思います。
・広告マーケット
・投資家基盤

Targeted ads on Facebook / Sorosh



  広告マーケットの位置づけ ⇒ 最も重要な収益獲得手段
広告マーケットは、Facebookにとって「よりよいサービスを提供するために収益を得る」

2012年2月9日木曜日

【Facebookの戦略を考える】開発者コミュニティ ⇒ 「Opne Graph」で連携するアプリを大量確保

IPO申請したFacebook。彼らは今後どういった戦略を取るのでしょうか。IPO申請の際に投資家に当てて書かれた書簡の3つのキーワードから、まずは「開発者コミュニティ」について考察していきたいと思います。
・開発者コミュニティ
・広告マーケット
・投資家基盤

Pair programming / Berto Garcia



  開発者コミュニティの狙いは? ⇒ 「Open Graph」のアプリ・ネットワーク
開発者コミュニティとは、間違いなく

知識創造に通じるFacebookの哲学「Done is better then parfect」、プロセス志向に通じる方法論「The Hacker Way」

FacebookのIPO申請にあたり、CEOのマイク・ザッカーバーグ氏は投資家に向けての書簡も合わせて発表しています。この書簡から“Facebokの目指すものが何であるか”、それを計るための“哲学”が見えてきます。

FACEBOOK LIKE / owenwbrown


  Facebookのコンセプト=ソーシャル
書簡はFacebookのコンセプトに触れるところから始まります。そのコンセプトとは

2012年2月8日水曜日

FacebookのOpen Graph(オープングラフ)で何ができる?どう変わる? ⇒ 行動のシェアが、ソーシャル・コマースを進化させる

Facebookが今後力を入れていきそうなカテゴリの一つにOpen Graph(オープングラフ)があります。ニュースにもなっているので言葉としては知っているものの、どんなものなのかがいまいち良くわからない。ということで、Open Graphが何なのかを調べてみました。


  Open Graphとは何か ⇒ Facebookを介したネットワーク
Open Graphは、ひとことで言ってしまえば

ソーシャル疲れの原因ランキング SNS中毒にはご注意を コツは「ゆるく、ほどほど」に利用するソーシャル・リテラシー?

gooリサーチが「ソーシャル疲れの原因になっていると思うことランキング」を1/19に発表しました。このランキングを見ていると、改めて今までのインターネットの使い方とSNSの使い方は異なる、ということが見えてきます。

Social Media Marketing Cube / opportplanet


  ランキングについての考察
1位はいわゆるSNS中毒。最初に情報がたくさん入ってくるのが、

2012年2月7日火曜日

Facebookが上場申請、今後はソーシャルのインフラを目指す? ビジネスモデルが似ているのも、最大の競合になるのもGoogle

Facebookが上場申請(IPO申請)。Facebookもまた、ソーシャルのトレンドを考えれば社会に影響を与えるかもしれない企業の一つ。今回のIPOで調達した資金と、世界に8億人もいるFacebookユーザーのネットワークを活かして、2012年のIT業界に多方面で関わってくるのでしょう。そして何より、Googleの最大の競合にもなりそうです。

Facebook-Changes-Motivational-Poster-Mark-Zuckerberg-Funny-3 / CleveredFool.com


  収益サマリー
IPO申請にともなって公開された財務情報によると、