2012年10月2日火曜日

気になるニュース(9/29) Appleが地図で謝罪 ⇒ リアルとデジタルをつなぐ“地図”の価値を再確認

AppleのCEO ティム・クックは2012年9月29日、iOS6の地図の品質問題について謝罪しました。今回の地図騒動は初めてiOSのユーザ満足度を低下させる、という状態まで至っているためまずは事態収束。謝罪に合わせて、推奨する地図アプリも紹介しています。


そもそもなぜGoogle MapがAppleの標準地図ではなくなったかと言うと、AllThingが伝えるところによれば両社による交渉の決裂が理由。Appleはユーザ・エクスペリエンスの向上のためにGoogleの音声案内が欲しく、Googleはマーケットに対する影響力を高めるためにiOSに関する発言権を強かったようです。しかし、双方の利害が一致せずにに交渉決裂、Google Mapの提供契約を1年残して、Appleは独自地図に切り替えたとのこと。

今回のiOSをめぐる騒動はひとつの大きな証明をもたらしています。それはモバイル端末、特にスマートフォンのような高機能端末については”地図”が非常に重要視されている、ということ。現実世界で、移動などリアルに行動しながら利用するモバイル端末では、誰が(何が)・どこにあるのか、といった情報は非常に重要になるわけです。ゆえにAooleやGoogleといったICTのリーディングカンパニーが地図を重要視しているわけですので。デジタルとリアルの世界を結びつける”地図”の価値を再確認する、と言う点では非常に意味のあるトピックだったのかもしれません。