2012年1月29日日曜日

SNSとアナリティクス・サービスを使えば面白診断サイトが進化しそう これは集客ツールとして活用できる

ここ最近、アナリティクス・サービスについて書き続けていたら、ふと気がついてしまいました。昔からある「○○診断」のようなサイトもある種のアナリティクス。ということは、将来的にビッグデータを活用した面白い診断アプリがいっぱい出てくるかもしれません。ちょっと面白そうな診断サービスをみながら、想像を膨らませてみようと思います。

Diagnosis: Doomed! / JD Hancock



  以前からある面白診断サイト
あなたのお値段観点します。 http://hirakuna.jp/nedan/
質問に答えて、自分の値段を鑑定してくれるサイト。42階級の中からランク付けもしてくれます。


りゅうりゅうの精神年齢鑑定 http://www.ryu2world.com/seiframe.html
質問に答えると、精神年齢と、幼稚度・大人度・老人度を教えてくれます。お友達になれそうな人も教えてくれます。



社畜.com http://www.syachiku.com/
どれだけ社畜化しているかを判定してくれるサイトです。ちなみに社畜とは
「社畜(しゃちく)とは、主に日本で、企業に飼い慣らされてしまい自分の意思と良心を放棄し奴隷(家畜)と化したサラリーマンの状態を揶揄したものである。「会社+家畜」から来た造語で、会社人間、企業戦士などよりも、皮肉が強く込められている言葉である。(Wikipediaより)」
と定義されます。




  今後出てきそうな診断サービス
今までの診断サイトのほとんどは、アンケートに答えてその結果を得る、という形でした。しかし今後は、普段利用しているSNSの情報を元に診断するようなサービスが増えてきます

例えば最近のアナリティクスの技術を使って、Facebookの情報を使ってやるとしたら
・自身のプロフィール情報
・自身のニュースフィード投稿内容
・友達に「いいね!」をもら得た数
・「いいね!」をおしている、友達のフィードの内容
・「いいね!」をおしたアプリやフェースブックページの内容
・友達の数や友達のプロフィール
などをつかって診断するのでしょうね。

ここから診断できそうなこととしては
 ・性格
 ・表の顔と裏の顔のギャップ
 ・ビジネスセンス(得意な仕事、苦手な仕事)
 ・精神年齢
 ・適正年収
 ・行動パターン
などなど、かなりいろいろな診断ができそうです。

その上でサービスとしてヒットさせるには、問題は“どうやって面白く表現するか”が必要になります。例えば数字で表現するにも
 ・学校の成績表風
 ・企業業績(売上、利益、知名度など)風
 。メディア指標(発行部数、視聴率など)風
 ・アニメ要素(戦闘力・攻撃力)風
 ・ゲーム要素(HP・MP、ステータス・パラメーター)風
といった形で、現実世界でユーザが見たり、触ったりしている要素をパロディ化することがポイントでしょう。ゲーミフィケーションやアナロジーといったキーワードを考慮する必要があるわけです。



  すでにあるSNS系面白診断
SNSの内容をつかった面白診断は、実はすでにあったりします。まだまだ少数ですし、部分的だったりしますが、十分楽しめます。

ヲタ度診断 http://otacheck.2-d.jp/index.php
Twitterの最新のツイート100個を分析(おそらくテキストマイニング)して、オタク度を判定するサイト。よく使うオタクキーワードも出てきます。


ツイットヤム http://tweetyam.com/
Twitterのアカウントの価値を判定してくれるサイト。Twitterアカウントの売買の基準値になるんですかね。



教えてこの子ツイート君 http://tweetkun.com/
指定したアカウントのツイート内容を分析し、性格を分析してくれるサイトです。



ちなみにFacebook関連は、ほとんどがFacebookアプリでアンケート形式になっています。上記のTwitterでの診断ツールのように、過去の投稿内容などから分析するものは、あまりないようですね



  まとめ:アナリティクス・サービスはエンターテイメントになる! = 集客に利用すべし
診断系のサイトはこれまでと同じように、今後もの人気のWebサイトであることは間違いないでしょう。ただし、今までと違うのは、ユーザの行動履歴を利用して診断することが、アナリティクスを使うことで可能になるのです。これにより
 ・ユーザが気軽に利用しやすくなる
 ・よりユーザの実態に近い診断結果をだせる
 ・ユーザが驚いたり、楽しんだりできる要素が増える
といったことが考えられます。

これはビジネスでもかなり応用できる可能性があります。特に集客という側面では、すでにFacebookページの「いいね!」を集めるときに診断コンテンツを作成することは珍しくなくなっています。アナリティクス・サービスをエンターテイメント化して集客ツールに使う、というのは当面のトレンドになりそうです。そしてこれに関連して、ゲーミフィケーションも流行っていきそうです。



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