日経BP社
発売日:1995-09
経営のテクニックではなく、
ビジネスを成功させるための要素をケーススタディから整理している。
経営者だけでなく、
組織のリーダー、またはこれからリーダーになる人は、
まずこういった思想をおさえることが必要。
そのうえで、自らの解釈をつみあげ、
自分のビジネス哲学を形成することが必要だと思う。
***以下、内容についての自分なりの解釈。****
前段の崩れた神話は興味深い。
整理すると。。。
・すばらしいアイディアが、すばらしい会社を作るわけではない
・偉大なカリスマが、偉大な企業を作るわけではない
・偉大な企業は、利益の追求を最大目標としていない
・固定化された『正解』は必要ない(何が正しいかは常に変わる)
・変わっていくべきものと、変わってはいけないものがある(基本理念は変えてはいけない)
・リスクをとらなければ成長はない
・よい企業は、理念を共有したものにのみ心地よい職場となる(理念を共有できなければよい職場にはならない)
・成功には必ずしも最初から綿密な戦略が必要ではない(あれこれ試して、必要なものを残すほうが大事)
・生え抜きの経営トップと、それを支える社内外の知見が必要
・競争に勝つことではなく、よりよい価値を提供することにフォーカス
・相反する事柄も、それらを超越した上位概念を見出し、全てを包含していくべき
・経営トップに必要なことは先進的発言ではなく、揺るがぬ基本理念にたった発言である
また、その上で定義される4つの要点は、経営に携わるものとしてその思想をおさえておきたい。
・ビジネスの時計を作る
何が起きる、どうなる、という予測も重要ではあるが、
そもそもビジネスをドライブする存在にならなければいけない。
組織をつくり、目標に向かって動かしていくことが必要。
・「AND」で考える
テーゼとアンチテーゼが出た場合に、
上位概念で纏め上げていくことが必要となる。
知識創造の基本的な考え方を持たなければいけない
・基本理念を維持する
社会において、何を実現するのか、何のために行動するのかを
明確にすることが必要となる。
単純な利益至上主義や売上至上主義は表層的な考えに過ぎない。
なぜなら、利益や売上げは、基本理念を実現するための
手段に過ぎないからだ。
また、利益は社会の評価を、
売上げは社会との接点を表す指標でもあるが、
それもまた一側面でしかない。
ビジネスの命運をかけた大胆な目標=BHAGを
基本理念から導き出し、
常に基本理念に向けて行動し続けることが求めらる。
・一貫性を追求する
BHAGを設定し、その達成に向けてカルト的に進んでいくことが必要。
このとき、とにかくためし、そして潔く捨てるものは捨て、
必要なものを残していくことが必要となる。
加えて、基本理念そしてBHAGの達成に向けて、
決して満足することなく、挑戦を続けなければいけない。
ビジネスを成功させるための要素をケーススタディから整理している。
経営者だけでなく、
組織のリーダー、またはこれからリーダーになる人は、
まずこういった思想をおさえることが必要。
そのうえで、自らの解釈をつみあげ、
自分のビジネス哲学を形成することが必要だと思う。
***以下、内容についての自分なりの解釈。****
前段の崩れた神話は興味深い。
整理すると。。。
・すばらしいアイディアが、すばらしい会社を作るわけではない
・偉大なカリスマが、偉大な企業を作るわけではない
・偉大な企業は、利益の追求を最大目標としていない
・固定化された『正解』は必要ない(何が正しいかは常に変わる)
・変わっていくべきものと、変わってはいけないものがある(基本理念は変えてはいけない)
・リスクをとらなければ成長はない
・よい企業は、理念を共有したものにのみ心地よい職場となる(理念を共有できなければよい職場にはならない)
・成功には必ずしも最初から綿密な戦略が必要ではない(あれこれ試して、必要なものを残すほうが大事)
・生え抜きの経営トップと、それを支える社内外の知見が必要
・競争に勝つことではなく、よりよい価値を提供することにフォーカス
・相反する事柄も、それらを超越した上位概念を見出し、全てを包含していくべき
・経営トップに必要なことは先進的発言ではなく、揺るがぬ基本理念にたった発言である
また、その上で定義される4つの要点は、経営に携わるものとしてその思想をおさえておきたい。
・ビジネスの時計を作る
何が起きる、どうなる、という予測も重要ではあるが、
そもそもビジネスをドライブする存在にならなければいけない。
組織をつくり、目標に向かって動かしていくことが必要。
・「AND」で考える
テーゼとアンチテーゼが出た場合に、
上位概念で纏め上げていくことが必要となる。
知識創造の基本的な考え方を持たなければいけない
・基本理念を維持する
社会において、何を実現するのか、何のために行動するのかを
明確にすることが必要となる。
単純な利益至上主義や売上至上主義は表層的な考えに過ぎない。
なぜなら、利益や売上げは、基本理念を実現するための
手段に過ぎないからだ。
また、利益は社会の評価を、
売上げは社会との接点を表す指標でもあるが、
それもまた一側面でしかない。
ビジネスの命運をかけた大胆な目標=BHAGを
基本理念から導き出し、
常に基本理念に向けて行動し続けることが求めらる。
・一貫性を追求する
BHAGを設定し、その達成に向けてカルト的に進んでいくことが必要。
このとき、とにかくためし、そして潔く捨てるものは捨て、
必要なものを残していくことが必要となる。
加えて、基本理念そしてBHAGの達成に向けて、
決して満足することなく、挑戦を続けなければいけない。