2012年2月26日日曜日

位置情報+2ちゃんねる?になりそうなサイト「geo talking」 ⇒ 単純に位置情報の紐付けだけだと面白み不十分?


FacebookやTwitterでも位置情報をつけることができ、Foursquareは位置情報に特化したサービスが話題となっています。SNSと親和性の高い位置情報、これと2ちゃんねるを組みあわせたらどうなるでしょう?


  geo talkingとは ⇒ 位置情報ベースで使う掲示板
geo talkingは、位置情報ベースで掲示板を立ち上げられるサービスです。ちなみに匿名で投稿可能。トピックがあがっていると地図上にアイコンがでて、それをクリックすればスレッドが出てきます。ちなみに位置情報は、自分の現在位置ではなく、地図上で選択した好きな場所。したがって自分の居場所がネット上に公開されるわけではありません


  単一の位置情報紐付けだけだと広がりが少ない ⇒ 場所と場所が紐付くから面白い?
2ちゃんねる的な掲示板と位置情報を紐付けるという着想はおもしろいのですが、こうしたサイトはすでにいくつかあります。Twitterを地図上にマッピングするサイトなんかもありますからね。でも、いまいち盛り上がらないのはなぜでしょう。

ひとつの可能性として、位置情報を紐付けることでやりとりされる情報に制限が加わっている、ということが考えられます。たとえば“新宿”で立ち上げた掲示板には、“新宿”にまつわるトピックしか書いてはいけないような気がしてしまいます。しかし、実際の会話では、新宿のお店の話をして、その系列店が恵比寿にある、なんて話をして、似たような店がお台場にある、最近上海に進出したらしい、などなど場所に特定されずに会話はどんどん広がっていきます。こうした広がりを、位置情報に紐付けて見せるユーザ・インタフェースが潜在的に制約をかけてしまっているのかもしれません。

こうした位置情報をつかったコミュニケーションサービスであれば、関連する別のエリアを紐付けていけるような機能をつけていくと面白いかもしれません。エリア同士のいままでに見えなかった関係性も見えてくるでしょう。FacebookのOpen Graphで実装したら、結構面白いサービスになるかもしれません。

もっとも、位置情報はプライバシー情報でもあるので、単純に公開したくないというユーザが多いのも、盛り上がりに欠ける要因なのかもしれませんが。


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