2012年2月17日金曜日

増大するデータ通信量に対する抑制施策、その有効性は? ⇒ データ通信量制限が当面の有効策、だが本質的な解決策は必要

増大するデータ通信量に対する携帯キャリアの対策。通信量抑制策を整理してきました。統計データを掲載したり、考察が長くなってしまったためにブログ記事を分けてしまったので、ここで通信量抑制策について、いったんまとめておきたいと思います。

/ puddingnoeat

  短期的な対策 : データ通信量制限



  中期的な対策 :  料金体系修正



  長期的な対策 : 端末からのデータ通信最適化



  まとめ:現時点での有効策はデータ通信量制限、ただし本質的な解決には社会的な視点からの対策が必要
結局のところ、直近のデータ通信量が増大し、アクセス集中による通信障害を起こすという問題に対し、具体的な解決策になるのはデータ通信量制限でしょう。料金体系修正や端末からのデータ通信最適化は、短期的な解決策とするには、ユーザやアプリ開発者、メーカー、そしてGoogleなどとの調整が発生するため、解決策といえるレベルになるには時間がかかりそうです。

しかし、これらの対応策をすべて講じれたとしても、インフラ面での対策と同様に本質的な解決とはいえません。今後の環境の変化、ユーザのメリットなどが十分に考慮されている内容とは言えず、インフラ面での不足分を補完するための施策となっているからです。やはり、データ通信量が増大することによって引き起こされる問題に対しては、社会的な視点からの対策が必要となるのです。