今私たちの前で私たちの社会に影響を与え始めている“ビッグデータ”。5年後2017年の将来を見定めるための重要なキーワードの一つです。そして私たちはこの“ビッグデータ”を手なづけなければいけません。社会的な価値、ビジネスの価値へと昇華させていくことが必要なのです。
しかし、いきなりすべてはできません。だからこそ、始まりとしてLODがあるのです。データをつなぎ、そのデータの背景にある人や場をつなぎ、新しいイノベーションを起こしていくのです。そして、そのつながりから見えた可能性を実現する手段としてセマンティックが必要なのです。
では最終的に何を求めることになるのでしょうか。一言で言えば“もっともふさわしいカタチ”です。この時代の「価値観」に対応し、「信頼」を確保し、「視点」を定め、明確に社会に価値を与える「方向性」に基づく価値の実現を追及していくことが必要なのです。セマンティックがあることで、その可能性の追求が許され、ビジネスは、そして社会は無限の広がりを得ることができるのです。
十五少年漂流記で有名なジュール・ヴェルヌは、「人が想像することは、必ず人が実現できる。」という言葉を残しました。事実、先人は何度も未知の世界を乗り越えてきました。想像の世界でしかなかったものを現実の世界でカタチにしてきました。先人がそうであったように、おそらく私たちもこの先の未来で必ず実現していくことになります。
ビジネスがセマンティックに求めている未来は、まさにこの言葉に象徴されています。ビジネスがセマンティックに求めるもの、それはジュール・ヴェルヌの言葉を実現し続け、まだ見ぬ未来を創造するためのエンジンとなること、そこにあるのです。
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