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災害時の助け合い ⇒ 自助・公助・共助
・自助
まずは自分や家族の身の安全を確保。
自分自身が安全な場所に居なければ誰も助けられません。
もちろん、自分ひとりでは限界があるので、公助・共助が必要になります。
・公助
次に公共機関などによる助けを待ちます。
自分ひとりでは対処できない状況では大きな力になります。
しかしながら、公共機関にも限界があります。
・共助
公共機関で手が行き届かない部分では、相互の助け合いを行います。
隣人同士、地域のコミュニティなどでの助け合いです。
この3つの助けによって、災害を乗り越えることができるのです。
災害時だけでない自助・公助・共助 ⇒ 社会システムとしても必要な考え方
自助・公助・共助は災害時の対応ということが念頭に置かれていますが、そもそもの社会システムにも十分に取り入れられる考え方です。例えば、高齢者介護。高齢者自身が自分や家族の身の回りのことを行う自助、そして公的なサービス=公助を得て生活をし、足らない部分については共助で補っていくことができます。他にも育児・教育についても採用することができます。少し観点を変えれば、地域の治安維持や経済活性化などにも役立つものです。
社会システムに自助・公助・共助があれば、災害時にはより大きな力を発揮することができます。日常的に“助け合う”ことが定着化していれば、災害発生時にすぐに頼ることができます。少なくとも、“頼る”ということの心理的なハードルを下げ、孤立することによる事態悪化を避けることができます。
こうした点を踏まえると、自助・公助・共助は社会の問題解決へのアプローチとして位置づけられるのかもしれません。特に地域社会ではとても重要な発想といえそうです。