2012年3月6日火曜日

自分の持っている知識やスキルを販売できるOKWaveのサービス「Abilie」 ⇒ 副業にPR活動に利用可能性大、ちなみに収入は売上の60%

LODチャレンジのアイディア部門にエントリーした「Linked Opne Sourcing」。そのコンセプトに近いサービス「Abilie(アビリエ)」が登場していました。正式サービススタートは3月30日。このサービスを使えば一つの会社に縛られず、自分のスキルを生かす新しい働き方が実現できるかもしれません。




  Abilie(アビリエ)とは ⇒ 自分の知識やスキルを販売できるサービス
Abilieは個人が持っている知識やスキルを売買できるマッチング・サービスです。運営はOKWaveが行っており、自分が持っている知識やスキルを「チケット」として出品し、その「チケット」を必要としている他のユーザが買うという仕組み。法人の登録も可能であり、売り上げの60%が出品者の収益になります。つまり40%はAbilie側に手数料として引かれることになります。なお、「チケット」の登録にあたってはOKWaveが審査があります。

売買するものは大きく以下の4つです。
 ・アビリティ : 「似顔絵を描く」「レポートを書く」など、購入者とやり取りをした上で提供する知識やスキル
 ・PDF : 既存の文書を提供
 ・動画 : 既存の動画を提供
 ・メールマガジン : 有料メールマガジンの配信

なお、取引上のトラブルを防止するため、以下4点が禁止されています。
 ・個人情報を伝えること
 ・著作権を侵害すること
 ・実際に会うこと
 ・マナーを守らないこと(相手を尊重しないこと)


  Abilieの利用可能性 ⇒ 副業やPRの場として有効利用、でも本格的なビジネスへの発展に難あり
このAbilieの特徴は、知識やスキルがあればだれでも副収入を得るチャンスがあるということです。直接会えないので、あまり込み入ったカタチでの知識やスキル提供(たとえば経営コンサルティングとか、キャリアカウンセリングとか)は難しいですが、シンプルなカタチでの提供であればかなりチャンスが広がりそうです。また、Abilieでの知識・スキルの提供をきっかけとして位置づけて、改めて本格的なサービスを提案することもできるかもしれません。PR活動の場としても利用価値が高そうです。

ただし、課題もあります。現状のAbilieの仕組みでは、せっかくマッチングしてもその場だけで終わってしまい、本格的なビジネスには発展しにくいのです。なぜなら「個人情報を伝えること」「実際に会うこと」が禁止されているため、直接的な提供者と利用者がコンタクトがかなり制限されてしまうからです。とはいえ、ユーザ名やプロフィールなどの情報からFacebookやTwitterなどでコンタクトをすればいいだけではありますが(もちろん、当事者同士の責任で)。

なにはともあれ、自分の知識やスキルを試してみたいと思っている方はまず登録です。


関連URL)
 Ablie