地図だけじゃわからない、その場所の景色をチェックできるサービスがGoogleのストリート・ビュー。家にいながらして世界中を旅できる“どこでもドア”のようなサービス。そのストリート・ビュー、“ストリート”とありますがチェックできるものは街だけではなくなってきました。
グレートバリアリーフもアマゾンもストリート・ビューで
Googleのストリート・ビューはすでにブラジルのアマゾン流域の風景をチェックできるようになっています。さすがに街中のようにシームレスに画像がつながっていくわけではありませんが、アマゾンの景色を十分に楽しめるようになっています。
そして今度はなんと海中へも進出。世界一のサンゴ礁、グレートバリアリーフがストリート・ビューで楽しめるようになるのです。まだストリート・ビューから直接確認できませんが、一部ポイントは「Catlin Seaview Survey」で確認ができるようになっています。スキューバーダイビング気分も楽しめる、素敵なコンテンツになっています。
大学も美術館もお店の中も
Googleのストリートビューでチェックできるのは、もはや街並みだけではありません。大学のキャンパス内も、ゴルフコースも、スタジアムの中も、美術館の中だってみることができます。Googleストリートビューのギャラリーをみていると時間を忘れてしまいそうです。
お店についても2011年11月にはニューヨークの一部店舗がストリート・ビューと直接つながって、店内を散策できるようにもなっています。このストリート・ビューとECを組み合わせれば、いくらでもヴァーチャル・ショッピングができそうです。
そして記憶としても
ストリート・ビューは単に現地の情報がわかるだけでなく、その土地の記録にもなります。「未来へのキオク」は東日本大震災の震災前の姿、そして震災後の姿を伝えていくことにも大いに役立っています。この先、世の中が変わり、街が変わり続けていく中で、このストリート・ビューにアーカイブされた情報は、人類にとって大きな価値をもつ情報となるのでしょう。そういった意味では、Googleは企業としての社会的責任を果たしているといえるわけです。この点に関しては、いつまでも邪悪にならないでいてほしいです。
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