Learn Ever ⇒ 学びでつながるソーシャル・ラーニング
Learn Everは、FacebookやTwitterなどのSNSを通じて教えたい人と学びたい人を結びつけるマッチングサービス。もちろん、先生となる教えたい人も、生徒となる学びたい人たちも、特別な人たちではなくSNSのユーザ。つまり、SNSを通じた相互教育=ソーシャル・ラーニングの仕組みとなっているのです。また、直接合う形でクラスが開催されるので、新しいつながりを作る場にもなります。
仕組みとしては
・教えたい人が「クラス」をLearn Ever上に登録
・学びたい人がLearn Ever上から「クラス」を検索して参加
・有料のクラスの場合は、学びたい人が参加料を支払い
・参加料のうち15%をLeran Everが徴収
・残りはLeran Everから教えたい人のPay Palアカウントから支払い
といったもの。
ジャンルも幅広く
・起業
・スポーツ
・趣味
・芸術・音楽
・料理
・資格
・テクノロジー
・語学
とビジネスにもプライベートにも関わるトピックが提供されています。
ソーシャルが学びの質も変える ⇒ リアルの場を利用して質向上
学び、と一言でいってしまうのは簡単です。しかし、そこにはメカニズムが存在します。それは、
・何を知らないかを知ること
・インプットすること(知ること)
・咀嚼すること(理解すること)
・アウトプットすること(経験すること)
の4つのステップを繰り返していくことにあります。ソクラテスの「無知の知」です。
このメカニズムを利用して学ぶ際に、ソーシャルは非常に有効な手段になります。人はひとりひとりが他人とは異なる知識を持っています。つまり、自分の周囲にいる人たちは、自分の知らない知識を持っている、ということです。この知識の一端に触れる方法としてSNSは有効なのです。つながりの分だけ未知の知識に触れることができ、知らなかったことを知ることができるのです。
インプットを得る、という点ではSNSに限らずインターネットは有効な手段です。ブログ、QAサイトなど知りたい知識が膨大に眠っていますから。もちろん、本を読むといった手段も有効です。
そして、その理解を自分なりにまとめてみる。ここでもSNSは有効なツールになります。例えばブログに自分なりの解釈をまとめるだけで理解は深まりますし、友だちからコメントをもらえば新しい気づきも得ることができます。
理解を得たら次は実践へ。自分が得た解釈に基づいて実際に何かアクションをしてみると、理屈だけではわからないものが見えてきます。その見えてきたものもまた、SNS上でシェアをすれば自分自身の整理にもなりますし、周囲のコメントからまた何かを学べます。同時にまた知らないことも知ることになります。
このようにソーシャルは学びに対して有効な手段となりえますが、Web上だけでは十分とはいえないこともあります。感覚的なもの、感性的なものはWebだけではどうしても伝わらない。そうなると、直接会って学ぶ場が必要になります。そこでLearn Everのようなマッチングサービスが有効になってきます。もちろん、友だちと勉強会を行なったり、真剣に議論を交わしながらの飲み会などをおこなってもいいかもしれません。
まとめ:SNS+リアルで知識主義経済時代の学びを
これからの知識主義経済の社会では、知識を得ていくことは必須命題です。知識は体力とは違って年齢を追うことで弱ることはなく、むしろ豊かになっていくものです。しかし、体力と同じようにトレーニングをしなければ、決して身についていくことはありません。つまり、学ぶことを継続することが必要なのです。そのときに一人で本を読むだけでなく、通信教育を受けるだけでなく、SNSを利用して色々な人の知識に触れ、リアルの場を通じて体感することも大切なのです。
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