物流の課題は配送効率 ⇒ 利用客と配送のとりまとめで解決へ
物流面の格差が起きる根本原因は、事業者側の配送効率にあると考えられます。長距離輸送をすることになれば、その分時間とコストがかかり、多少配送手数料を取ったとしても収益性が悪化してしまうのです。しかし、見方をかえればこの問題は解決できる可能性があります。それは
・利用客のとりまとめ
・配送のとりまとめ
の2つのアプローチを行うことで実現できます。
利用客のとりまとめ ⇒ 事業者の配送コスト負担軽減
利用客のとりまとめとは、地域でまとめて発注する、というイメージです。配送対象地域の利用客一人のために配送することを考えれば、購入金額も少なく、そのために配送を行うことに事業者サイドにメリットはありません。しかしながら、当該地域に住む人たちがまとめて注文したらどうでしょうか。購入金額がまとまりますが、配送にかかるコストは変わらないため、事業者サイドは収益性を維持することができます。
配送のとりまとめ ⇒ 負荷分散で収益性維持へ
配送のとりまとめとは、スーパー以外の配送ニーズにも対応する、というイメージです。衣料品なども扱う総合スーパーならば、食料品以外にもいろいろとまとめて購入することができますが、やはりスーパーだけで全てのニーズを満たすことは難しいでしょう。しかし、スーパーの周りにある他の店舗を巻き込めば、より幅広く利用客のニーズに応えることができます。こうした周辺の店舗に対する注文もとりまとめ、全部まとめて配送するのです。そしてネットスーパーは周辺の店舗から配送サービス利用料を徴収する、という仕組みにするのです。配送コストを周辺店舗と分配することで収益性の維持が可能になるわけです。
配送のとりまとめとは、スーパー以外の配送ニーズにも対応する、というイメージです。衣料品なども扱う総合スーパーならば、食料品以外にもいろいろとまとめて購入することができますが、やはりスーパーだけで全てのニーズを満たすことは難しいでしょう。しかし、スーパーの周りにある他の店舗を巻き込めば、より幅広く利用客のニーズに応えることができます。こうした周辺の店舗に対する注文もとりまとめ、全部まとめて配送するのです。そしてネットスーパーは周辺の店舗から配送サービス利用料を徴収する、という仕組みにするのです。配送コストを周辺店舗と分配することで収益性の維持が可能になるわけです。
この利用客のとりまとめと配送のとりまとめを同時に行うことができれば、配送効率の問題は解決に近づくのではないでしょうか。もちろん、配送トラックの設備、道路交通事情など他に解決すべき課題もありますが、根本原因である事業者の配送効率の改善には貢献できると考えます。