2012年4月22日日曜日

Facebookのモバイルプロモアプリの開発 ⇒ O2Oでの勝負は技術ではなくユーザエクスペリエンス


Facebookはモバイルからのアクセスが非常に多く、世界8億ユーザの半分はモバイルから利用されているといわれています。となれば、モバイルをつかったプロモーションサービスには当然大きな可能性があるわけです。


  モバイルプロモーションサービス ⇒ FacebookのO2O型サービスの起点へ
スパイスボックスとHTML5コンテンツ開発チームjActionプロジェクトは2012年4月17日、Facebookモバイル向けのプロモーションアプリ企画・開発を開始しました。このサービスでは企業のニーズに合わせてFacebookに対応したモバイルアプリを開発し、企業や企業の商品の認知拡大、販売促進、顧客とのコミュニケーションの支援を行うというもの。HTML5を利用することで、リッチなコンテンツを提供できることも特徴。Facebookを起点としたOnlineサービスと、リアル=Offlineのサービスを結びつける、いわゆるO2O型サービスに対するソリューションとなっています。


  口コミ効果を狙ったイベント・店舗誘導アプリ ⇒ Facebookページ+αのプロモーション効果獲得へ
その第一弾は、イベントや店舗に誘導するためのスマートフォンアプリ。位置情報と連動させてクーポンの発行やポイント加算などを行うもの。アプリユーザだけでなく、ユーザの友だちにも店舗情報やイベント情報が拡散する仕組みとなっています。高い口コミ効果を狙い、情報拡散によって店舗集客・イベント集客に結び付けていくサービスになっています。

今までのFacebookを軸としたプロモーションは、Facebookページでの情報発信・コミュニケーションが主体でした。店舗やイベント会場に着いた際のチェックイン、利用した感想などをFacebook上に投稿するかどうかはユーザ次第。しかしながら、こうしたFacebookと連動するアプリケーションを提供することで、情報発信の可能性を高め、プロモーション効果を向上させていくことが期待できます。


  今後増えるO2O型サービス ⇒ 技術よりもユーザエクスペリエンスが課題
このようにWeb上(Online)でのアクションを現実(Offleine)での行動に結びつける、Facebookのソーシャル・グラフ(つながり)とモバイル端末を組み合わせたソリューションは今後も増えていくことは間違いないでしょう。Open Graph APIが公開されていることから、技術的に実現することはさほど難しくはなくなってきています。となると競争のポイントはサービスの内容。つまり、いつ、どこで、誰に、どのようなユーザエクスペリエンスを提供し、何の価値を感じてもらうか、というユーザエクスペリエンスのデザインが重要になっていきそうです。

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