2012年もプロ野球が開幕して2週間。今年のプロ野球でちょっと注目なのが横浜DeNAが誕生したこと。DeNAのソーシャルのノウハウで、プロ野球の新しい楽しみ方が提案できるかどうかは、今後のO2O(Online to Offline)型サービスを考える上で特に関心を集めるところです。
5月に企画チケット発売 ⇒ 3つの企画でスタジアムを盛り上げる
企画①「オトナの観戦シート」
各試合300枚限定で、内野指定A席+ワイン3杯がセットになっています。
企画②「全額返金!?アツいぜ!チケット」
試合が面白かったかどうかを利用客自身が判断し、負担金額を利用客が決めるチケットです。
横浜DeNAが試合に勝ったら半額まで、負けた場合は全額を上限にキャッシュバックをする形で対応します。
企画③「第1回濱コン meets横浜DeNAベイスターズ」
5/3(木)、5/4(金)限定で横浜の街コン「濱コン」との共同イベントが行われます。
各試合男性250名、女性250名で街コンがスタジアムで楽しめるとのこと。
しかもドリンク飲み放題付き。
企画の独自性はいまひとつ ⇒ DeNAならではの企画に向けた伏線
今回のいずれの企画とも、DeNAの独自性がある企画とはいえません。他の球団で真似ができるかといったら、簡単に真似ができています。しかし、それでも今回の企画には今後の展開に向けて意味があると考えられます。なぜなら
・企画チケットによる集客力の効果確認
・企画チケット展開のノウハウ蓄積
・イベント企画に対する期待感の情勢
といったメリットが認められるからです。今後、DeNAならではの企画を考えていく場合、スマートフォン向けアプリを作ったり、機材を設置したりとそれなりの投資が必要となります。その下準備を整えるという点で大きな意味をもつ取り組みだといえるでしょう。
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