検索サービスといえばGoogle。Knowledge Graphも発表し、関連する情報を一気に検索できるようになります。しかしながら、日本でのサービスはちょっと先。それまではwordonthewireが便利かもしれません。
wordonthewireとは ⇒ Webページも動画も画像も一括検索
・Web検索(Bing)
・動画検索(YouTube)
・SNS検索(Twitter)
・画像検索(Bing)
・Facebook検索
を一括して行うことができるのです。もちろん、サービスは日本語にも対応で、ログインなどの登録作業も不要です。それでいて、単純にキーワードで検索するよりも、自分が必要とする情報にアクセスできる可能性の高いサービスとなっています。
ベクトルが変わってきた一括検索 ⇒ セマンティックWebの流れは必然
これまでも一括検索サービスは数多くありました。そのほとんどが、異なる検索エンジンで検索を行い、その結果からWebページのリストを返すというもの。検索エンジンのサービスがまだ未熟であり、検索結果に差があるときには有効なサービスでした。
しかしながら、検索エンジンの検索結果に大きな差はなくなってきており、むしろWebページのリストだけでは十分にユーザのニーズを満たせなくなってきていました。何かを調べるとき、もはやWebサイトの情報だけがあればいいという時代ではありません。動画や画像を求めているかもしれませんし、リアルタイムなTwitterからの情報が有用であることも多くなっているのです。
また、検索結果の情報量も多く、だれでも使いやすいサービスというわけではなく、結果ヘビーユーザーを中心とした利用にとどまっています。
こうした流れを受けて、
・多様なユーザニーズに応える
・適正な情報量に絞り込める
・ライトユーザにも使いやすいものとなっている
といったことが一括検索には求められるようになっています。これを突き詰めていくと、今だけ・ここだけ・自分だけの検索結果を返してくれるセマンティックWebが必要になるわけです。そしてそのために
・ユーザIDを管理し、ユーザログを取得する
・ビッグデータ・アナリティクスを行う
・直感的なユーザ・インタフェースをデザインする
といったアクションは必然となるわけです。
とはいえ、GoogleのKnowledge GraphのようにセマンティックWebの技術を使って情報というよりは“知識”を検索するような仕組みは簡単には完全に実現できません。少なくとも日本語の対応はまだという状態。そこで2012年5月段階の現実的な実現手段は、wordonthewireのような複合的な検索サービスとなるわけです。
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